ねえ、知ってた?
わたしの血は濃ゆいナニワン。
真夜中まで、
髪も服も振り乱して挑んだ製作。
月曜日に発送を完了してほっとしたのも束の間・・
怒涛の一週間を過ごしておりました。
(お店のお仕事・作品の引渡し・お店のイヴェント手伝い・
文学の会の活動など・・)
ぐふん、頑張ったな =3
で、結局、
こちらですべての作品を紹介できぬまま
明日を迎えてしまうと云う、
なんだかなあ、
なわたくしなのであります。
がーっくし。
前からお知らせしていた暦、kicoyomiですが、
葉書サイズの「kicoyomi−ni」もつくってみたんです。
気軽に、作業机の傍に貼って戴ける様な大きさ。
どうか知らん。
そして。
この度もっともはまったのが、「切り貼り」。
いえね、
コラージュと呼ぶには余りに恥ずかしいので
「切り貼り」と名付けましたが、
これがもうたのしくってね、あなた。
自由、万歳。
そんな心持ちです。
ああ!自由にやって良いって素晴らしい!!
切るのも貼るのも紙を選ぶのも、何もかも。
そうさ!自由にやれば良いのさ!風の吹くまま!
そんなものづくりは久方振りなのです。
いえ、
「お品もの」として完成させる作品としては、
初めてかも知れません。
集めに集めた紙たち。
そっと寝息を立てておいででした、長い間。
しかしいよいよ、陽のあたる場所へ。
喜んでくれただろうか。
そこが君たちの、終の棲家。
夫も目いっぱい頑張ってくれました。
大切な現場がクライマックスを迎えているさなか、
たくさんつくってくれました。
今回は、
いつもの様にぴりぴりひりひりせず、
たのしく作業ができました。
自分でも信じられません。
だいたい、製作時には酷く乱れるのです、自律神経も感情も。
そして、周りに心配と迷惑を掛ける。
そして、自己嫌悪に陥る。
鬱が悪化した夏に頂戴したお話でしたので、
このパターンが更に加速するのではと思い、
催しの参加も迷ったほどです。
しかし蓋を開けてみると如何でしょう。
作業の合間にマクドに買い出しに出掛けたり、
切り貼りに純粋なたのしさを覚えたり、
どんどん自分で仕事を増やすなか、
最後まで明るい作業風景がそこには広がっていました。
勿論、100パーセントではありません。
辛い時もありました。
作業自体が神経を磨り減らすと云う事もあります。
しかしながら、充分なのです。
ふたりでたくさん笑って、相談して、笑って、
連日3時に就寝、ハローニキビの状態であろうとも、
ダンボールを抱えた月曜の朝の胸は、
爽快なものでした。
いってらっしゃい!
心のなかに響き渡る大きな声で、
そう送り出しました、大阪ゆきのちいさな荷物を。
初めてかも知れません。
つくったものたちに対してこんな風な感情を持ったのは。
製作後はいつも、身も心もぼろぼろになっていたわたし。
けれど、今は違う、背筋が伸びている。
如何してなのでしょう。
作品たちには相変わらず自信が無く、
会場でもきっと浮いている、
きっと買ってくださる方も居ない、
そうとしか思えないで居るのに、
−たのしくやれたから、今はもう、良いの−
そんな思いは一体何処から。
参加費を売り上げから引いて戴く手筈になっているのですが、
マイナスになったら如何しよう、恥ずかしいぢゃないか。
と密やかに思っていました。
誰もに見放される、寒風吹きすさぶキコトリの場所。
しかしながらどうやら、
ゼロ円は免れそう、
で、ちょびとばかし、ほっとしております。
・・参加費くらいは出るか知らん。
ああ。
手にとって下さった方々に心から感謝を。
お持ち帰りくださった方々に心から感謝を。
わたしはこれから、
如何してゆくのでしょう。
師走と云う局面。
2008年を彩る重大な決断が。
未来を透き通らせる為のちいさな決断が。