11がつ15にち
------------------*
また、おもてへ。
こんなに色々なところへ足を運んだのも久方振り、と云う日。
先ずは、大好きで大切な喫茶店(愛がこもるほどこの呼び名)へ。
ちいさなちいさなお店なので、
席が埋まるのを心配して、いの一番に向かう。
いつも、
席の予約やら食事やケーキのお取り置きやらをお願いしてまで、伺う。
なのですっかり憶えてくださっている 汗。
ゆっくりゆっくり、身体の芯からゆっくりする。
・・途中、YOGAの本を読みながら寝そうになる 汗。
リラックスし過ぎだろ。
美味しく戴いて、お暇。
中心部に向かう途中、
これまた大好きなお店へ立ち寄る。
写真展の葉書を頂戴していた。
しかし、かなりご無沙汰だった為、
展示も雑貨もゆっくり拝見したいと思い直し、
一旦、お暇。
「用事を足して後で来ます」と云うと、
「いってらっしゃい」と云ってくださった。
心温まる。
中心部にて用事を足して、
いよいよ、ドキワクしちゃう、本日のメインイヴェント。
お知り合いの方のグルウプ展に。
もしかしたら在廊されているかも・・
もしそうだったら、とてもご無沙汰だから緊張しちゃう・・。
とは思いつつも、
今朝、ささやかな手土産を用意した。
木のボウルに、おうちにあったドライのアストランティア、
ライスフラワ、レイスを小さく切ったものなどを詰めて。
レイスはひとつ、紅茶染めをしてあったものがちょうど良い塩梅。
包装は、ずっと頭のなかでイメーヂしていたやり方をやってみた。
茶のものも白の模様のものもワックスペーパ。
大好きな、紙。
てっぺんには、うまいことドライになった紫陽花をリボンみたいに。
今これに凝っている 汗。
こんなものでよいのか知らん、と云う思いもありつつ、
気持ちだから・・と云い聞かせてそっと袋へ。
作家さんは、直ぐに私に気付いてくださった。
わたしと云えば・・
緊張してなんだかテンパって、だめだった。
上手く話せなかった。
それでも、作家さんはとても優しく話してくださった。
有難かった。
お人形やコラージュを、ゆっくりと時間を掛けて見せて戴く。
布合わせやデザイン、色使いなど、
細かいところまで見るのが大好きなので堪能。
もしかしたら・・ひとつ買わせて戴くかも。
白鳥が、我が「キコトリ」の象徴になってから、
白鳥モチーフには以前に増して惹かれるのだ。
この方の作品は、
友人の結婚祝いにカップルお人形を注文させて戴いたり、
ブローチを幾つか戴いた事がある。
白鳥さんも仲間入り・・するのかな。
前日はリカちゃん、そして今日はお人形。
女子心をたっぷりと感じる日々。
可愛い、好き、綺麗、憧れ。
見えるもの見えないものに対する想いの強さ、
そしてその想いを表現する力は、
女子の特権だ。
わたしは、生まれ変わっても女子でありたい。
あなたは?
もしもこどもを持つとしたら、
おんなの子が良い。
と云うか、おんなの子以外、考え付かない。
妄想を得意とするわたしをもってしても、想像ができない。
わたしが好きなあんなことこんなことを、
娘と一緒にしたい。
久方振りの再会、
心が気持ちよく振れる展示。
胸の温度が高まった。
実は、今日は夜に夫と待ち合わせをしているので、
随分と時間がある。
無印良品をのんびり周った後、
こちらもとても久方振りに、バニラチェアへ。
4プラ(ビル)ってあんまり好みじゃあないの・・。
息が詰まりそう。
でも、思い切って入店し、7階へ。
ああ!可愛い!!
バニラチェアってやっぱり可愛い。。
あれもこれもと手にとっては迷うなか・・
前から定番で置いてある、もこもこ羊ちゃんの前で立ち止まる。
前から気になっていて、でも買わずに居て、
だけれど先日、思いだしていたのだ、羊ちゃん・・ほしいかも、って。
羊ちゃんは作家さんのてづくりらしく、ひとつひとつ顔が違う。
白とベイジュがある。
こども用ポシェットヴァージョンとポーチを、迷う。
紐・・首からなら下げられる(こども用なので短め)・・
でも・・下げないかなやっぱ・・もうサニー(32)だもんな。。
てか、サニーとか関係なく、やっぱり下げないよな。。
ポーチのベイジュの在庫は無かったので、注文することに。
ああ!またお買いものをしてしまった!
さて、
そろそろ待ち合わせ時間も近いので、
お昼に一旦お暇した古もののお店へ。
写真をゆっくり拝見したり、古ものを見たり、席でYOGAの本を読んだり手帖を書いたり・・
また寝そうになる 汗。
ちょっと・・さすがにお疲れか知らん、歩き回った。
と、そこへ夫到着。
写真展は一年振りで、
昨年も訪れたことをカメラマンの方が憶えていてくださった。
ゆっくりふたりで改めて写真を見て、
店主さんとお喋りして、
温かい気持ちになってお店を後にする。
そして、ちょっとお腹を満たす為に、喫茶店へ。
そう、お昼にもお邪魔したあのお店へ 汗。
2回も来るなんておかしな客か知らん、と思いつつ、
日曜が定休日のこのお店には、夫と来るタイミングがほんとうに無い。
だけど一緒に来たい。
そうだ、今日しかない。
店主さんは少し驚いておられたけれど(そりゃそうだな)、
笑顔で迎え入れてくださった。
夜メニュウを戴くのは初めてだったのでワクワク。
のんびりとふたりでカメラ日和を読んだり、お喋り。
キャンドルの灯り。
ゆったりとした時間。
こちらの店主さんの、丁寧なお仕事振りも大好きなのだ。
お食事も飲みものもデザートも、まるで、店主さんの作品の様。
初めにそう思い至った時、納得した。
だから好きなんだな、と。
短い時間だったけれど、堪能。
近頃忙殺されまくりの夫も、
2つのお店で過ごした時間に、心地よい風を送り込んで貰った模様。
帰り際、少し店主さんと話して、
最後に、
「おやすみなさい」
と云ってくださったのには、少し泣きそうになった。
−おやすみなさい−
って、家族同士で云うのも良いものだけれど、
他所の人と交わすのにはまた、違った温かみがある。
美しくて優しいことばだな。
本日最後に沁み入ることばを交わして、
わたしはほんとうに
仕合わせな心地だった。
これ以上書く事はもう、無い程に。